第18話「Run away from fate：脱出」

表紙イラストが可愛い。
アルシノイテリウムは元来凶暴で、真理谷もそれを信じていたのだから
みんなで背中に乗るなんてありえないんだけど、
こういうイメージイラストみたいなのはいいなあ。
動物と自然という、イラストの素材としてピッタリのものが揃ってるので
これからもこんな感じの扉を期待したいです。
先生の谷間表紙みたいな、本編の1コマっぽいのもいいけど。

サービス扉しかないのかと思ってたから、予想外でかなり嬉しい。
ここでもドジっ子ぶりを発揮してる大森さんと、
頂点でポーズを取る真理谷が最高。
ていうか女性キャラ集合の中でなぜ真理谷が！？
個人的には嬉しすぎるキャラチョイスであります。

ついに病気の正体が判明しました。
犯人はやはりあの実。そして解決策は花。
具体的な名前が出ないところを見ると、創作した植物みたいですね。
でもまあ何もかも実在したものでないといけない理由もないので
これでいいと思いますよ。
感想ブログでは動物と同じく植物も実在した絶滅種だと
予想してる方もいたようですが…。
そういう括りで縛られると、物語が行き詰ってしまいますからね。

ネメグトバーターも実と同時に花を食べてたってことでいいのかな？
動物は本能的に相殺効果を知っていたと。
そのわりにモキュモキュしてばっかりだったような気が…
「やべっ、美味いからって実ばかり食っちゃった！」と
あとで慌てて花を食べてたらちょっと可愛い。
真理谷のパソコンを勝手に開いてたけど
結局そのことにはあまり意味なかったよなー。
あっでもネメグトを追っていってアルシノイテリウムの群れを発見、
花を食べる姿で治療法に気づいたのだから
（矢頼の解説はどっちかというと読者向けの補足だと思う）
まったくの無意味ではないよね。
食性が同じということは、基本的に生息域も同じ、
真理谷がネメグトに注目していたことを知った二人は
確信を得てそれを追ったのだし、
そのことが本来のアルシノイテリウムを知るきっかけとなった。
時間のない中で真理谷の残した二つのヒントが
効果的に正解への道をつないだといえます。
真理谷もプライバシー侵害された甲斐があるというもの。

生き残ると予想していた御子柴が死んでしまいました。
死ぬなら伊藤が先だと思ってたのになあ。
こうなると伊藤も時間の問題か。
あーそれにしてもこんな死に方は嫌だ。
目が～目が～のムスカ様状態で酷い死に顔を晒すなんて。
すごく痛そうです。あああ。
動物に食べられるのとどっちがマシなのか…。

アキラを猫の子みたいに片手でぶら下げてる矢頼がいい。
荷物みたいに小脇に抱えてるのもいい。
真理谷ほどじゃないにしてもアキラの小柄っぷりは良いなあ。
それで大きな矢頼に軽々扱われてるのが面白い。
この作品で小柄男子萌えという新たな属性が加わってしまった気がする。
矢頼は「先を越された」ことでまたアキラに対する評価が上がるのかな。

今回のサービスカットは特になし。
あえて言うならりおんの太ももかな？
やたら目立ってます。
P12の1コマ目がアングル的にいやらしい。
あっ！肝心なの忘れてた。
アルシノイテリウムカップルの…

来週は口移しですね。
「意識のない相手にキス」というシチュエーションを
男女入れ替えて繰り返すアイデアは面白いかも。
しかもアキラ→りおんの人工呼吸と違って、
今回は一歩進んだキスをしなければならないはずです。
（口の中に押し込むのだから）
お互いの合意がない状態で仲が進行するアキラとりおん。
嬉しいんだか嬉しくないんだか。
この二人がまともにキスするのはだいぶ先のような気がするなー。